「サイコパス」と聞くと、映画などのイメージから凶悪な犯罪者などを思い浮かべる人も少なくないかもしれません。

しかし、サイコパスだからといって全員が犯罪を起こしたりするわけではなく、職場や学校などの身近な社会にも溶け込んでいます。また、日常の中でもサイコパスは人を惹きつける魅力があるようです。

そこで今回は、サイコパスな人の特徴と、恋愛観をご紹介していきます。

サイコパスとは

「サイコパス」という言葉をよく耳にするようになりましたが、サイコパスの定義をはじめとして、サイコパスの特徴などは一般的には周知されていないとも。

とくに、サイコパスの恋愛面についてはわからないことも多いですよね。

まずは、そもそもサイコパスとはどのような人を指すのか、サイコパスと類似したソシオパス、サイコパスの逆に位置するエンパスについてご紹介していきます。

サイコパスの定義

サイコパスとは、一般的な社会生活を営む上での共感や良心、意欲などが欠如している人を指します。人とコミュケーションがうまくとれない障害として、「パーソナリティ障害」といいますが、その中でも反社会性があるのがサイコパスの特徴です。

サイコパスと聞くと、映画や小説などのイメージから凶悪な犯罪者などをイメージする人も多いでしょう。

しかしサイコパスだからといって全員が重大な凶悪事件などを起こすわけではありません。

社会全体に恐怖を抱かせるような犯罪をするのはサイコパスのごく一部の人間で、ほとんどのサイコパスは職場や学校などの身近な社会にも普通に溶け込んでいます。

サイコパスの特徴としては、多くの人と考え方や価値観が大きく異なり、他人に対する共感性がなく、良心も欠如しているため、他人に対する思いやりというものがありません。

そのため、自分の目的を達成するためならどんな手段も選ばずに人を傷つけたりすることも当然にしてしまう上、罪悪感を感じたり反省することもないという自己中心的な一面も。

一方、口が達者かつ表面を取り繕うことが得意なため、自分を魅力的に見せてカリスマ性で人を惹きつけることも容易いようです。

それもあってか、サイコパスは社会的に成功している人も少なくありません。人を支配する欲求が強いのも、サイコパスの性質から見ると納得できますね。

サイコパスとソシオパスの違い

サイコパスという言葉はよく耳にしますが、ソシオパスというのあまり耳にする機会がないかと思います。

ソシオパスはサイコパスに限りなく近いもので、感受性が乏しく、衝動的で自己中心的な性質を持っています。

ソシオパスは極度のナルシストであり自分は特別だという意識がきわめて強いと、ロサンゼルス郡精神衛生局の臨床心理学者セス・マイヤーズ博士は『Psychology Today』誌に書いています。またソシオパスは自分の失敗を他人のせいにする傾向も強いとのこと。

サイコパスとソシオパスの大きな違いは、先天的なものか後天的なものかという点です。サイコパスは先天的なもので、ソシオパスは後天的なものです。

幼少期の親子関係や、育った環境などが大きく影響しています。精神的虐待や肉体的虐待が原因でトラウマになっているケースも少なくないようです。

エンパスって？

エンパスは、サイコパスとは真逆の位置に属する性質を持ちます。

共感能力に長けており、相手の感情などに人一倍敏感です。無意識の内に相手の感情に共感して、自分の感情かのように悩んだりしてしまいます。

エンパスには、場や人に左右されやすく、自分の他人との境界線が曖昧になるという特徴が。共感性が高いゆえに他人の気持ちがわかってしまい、相手の困っていることを先回りしたり、ついつい気を遣ってしまって疲れてしまうということも多々あるようです。

自分のしたいこと、を問われたときに困ってしまう人も少なくありません。

どの性質をとっても、サイコパスとは真逆だということがわかりますね。

日本でのサイコパスの割合は、およそ1%~3%といわれているのに対して、エンパスはおよそ20%といわれています。

サイコパスな女性の特徴

「自分にサイコパスの要素があるのではないか」「あの人はもしかしたらサイコパスかも」と思っている人に、サイコパスの特徴として主な6つについて、サイコパスな女性の特徴をご紹介していきます。

サイコパスは頭の回転も早くコミュニケーションも上手なため、身近な生活に潜むことも容易いでしょう。そのため、周りにいても全く気づかない可能性もゼロではありません。

コミュニケーションが上手

サイコパスの特徴の一つとして、社交的であることが挙げられます。

親しみやすい雰囲気があり、話を上手に運んだり、思わず聞き入ってしまうようなコミュニケーションが得意。

部下や上司、年下や年上などにとらわれず、しっかりと自分の主張ができるため、そこが魅力的に映るということもあるでしょう。

もちろん、コミュニケーションが上手だからといってサイコパスなわけではありません。一般的な人との違いとして、サイコパスはコミュニケーションを自分の思う通りに物事を進める手段の一つとしてしかとらえていません。

会話の中で相手に質問をする際にも、本当に相手に興味があるわけではなく、自分の思うように会話や物事を進めるために聞いているというケースも少なくありません。

少しの表情の変化や目線、目が笑っていなかったりすることなどに注意をしてみると良いでしょう。

共感性がない

共感性がかなり乏しい、というのはサイコパスの特徴の中でも代表的なものの一つ。

嬉しい、悲しい、などの他人の喜怒哀楽の感情に共感することができません。

しかし、喜怒哀楽の気持ちがどのようなものか、というのは知識としてあるため、一緒に悲しんだり喜んだりするフリをすることは難しくないようです。一見、普通に共感してくれているように見えるめ、すぐには見抜くことができないかもしれませんね。

自己中心的で自分の思うように物事を進めたという一面もあり、共感性がないことも相まって、相手を踏み台にして利用したり傷つけることにも全く抵抗がなく何とも思わないようです。

嘘をつくのに抵抗がない

サイコパスは、他人に対して嘘をつくことに対して抵抗がありません。

自分の目的を達成するためであれば、嘘をつくことなど容易いことです。日常的に嘘をつくため、会話の中にも嘘を混ぜながらコミュニケーションを円滑にすることも。そのため、嘘とわかりづらいものが多く、だまされてしまう人も少なくありません。

そして問題なのが、嘘をつくことに抵抗がないだけではなく、罪悪感も感じないこと。嘘をつかれた相手の気持ちを考えることができないため、反省をすることもなくいくらでも嘘を重ねていってしまいます。

反省をしない

サイコパスは、自分がしたことに対して反省することがありません。

自分の目的のために他人を蹴落としたり踏み台にしたり、相手を傷つけるような言葉を言ったとしても、反省をしない理由は主に二つ。共感性がないことと罪悪感を感じないということです。

共感性がないため相手への思いやりがなく、自分がしたことで相手がどう感じるかが理解できません。

表面上は同情するように取り繕うかもしれませんが、実際には罪悪感を感じていないため、また同じことを繰り返すことも考えらえます。

頭の回転が早い

サイコパスには、頭の回転が早い人がかなり多く存在します。

周りの状況や雰囲気を察知することが上手で、どのように振舞えば自分が得をするのか、周りからの好感を得られるのか、ということを即座に考えて行動に移します。

これにより、自分の本当の姿を隠し、周りの人に好かれるような人間を作り上げているため、魅力的な人間に見えるということの一因にも。

サイコパスだということに気づかずに、距離を縮めることも容易にできるサイコパスも少なくありません。

サイコパスな女性の恋愛観

ここからは、サイコパスな女性の恋愛観についてご紹介していきます。

サイコパスはカリスマ性もあり、自分を魅力的に見せることが得意。そのため、自分が狙った男性を射止めることも簡単にこなしてしまう女性も少なくありません。

もしもサイコパスな女性と好きな男性が一緒だったりすると、危険があるかもしれません。また、自分や彼の周りにサイコパスな女性がいた場合も注意が必要です。

最初はサイコパスなことに気が付かなかった・・・というケースもあるため、サイコパスな女性の恋愛的な特徴を把握しておいて、後からサイコパスだと気づいて手遅れにならないようにすることが大切ですね。

相手を自然に支配する

サイコパスは、恋愛関係になった相手の男性のことも自然に支配することができます。

普段の生活における他人と同じように、意中の男性のことも思いのまま操りたいという気持ちが抑えられません。

嬉しい言葉を言ったかと思えば突き放すようなことを言ったり、やけにスキンシップをしてくるかと思ったら離れたり、駆け引きも上手なのが特徴。うまく操られてしまったり、別れたくても別れられないという状態になるケースも。

口が上手い

サイコパスは口が上手いため、相手の男性を喜ばせることも容易にできてしまいます。

話を盛り上げることはもちろん、どんな言葉を言ったら喜ぶのかということも理解した上で、普通の女性は言えないようなことも軽々と言ってのけて相手をその気にさせるでしょう。

実際に思っているわけではなく、自分の思うようにさせるために言っていることがほとんどなため、全て無条件で信じてしまうのはおすすめできません。

浮気性・性に奔放

浮気性だったり、性に奔放な傾向があるのもサイコパスの特徴。

自分の思うままに行動してしまうため、浮気にも手を出しがち。浮気をすることによるパートナーに対する罪悪感もないため、何も抵抗もなく浮気を繰り返します。体の関係だけを持つ場合もあれば、複数人彼氏を作ることも考えられます。

色んな男性と関係を持つような女性は、サイコパスに限らずですが注意が必要ですね。

サイコパスの対処法

サイコパスは、自分の目的を達成するためには手段を選びません。他人のことを顧みず、周りに危害を加えたりすることに抵抗がないため、周りにサイコパスがいると被害を被ることも考えられます。

身近なあの人がサイコパスだ、と思ったら近づかないのが一番ですが、職場などでは避けるのにも限界がありますよね。そんなときの、サイコパスに対する対処法をお伝えしていきます。

冷静になって反応しない

サイコパスに対しては、冷静な対応を心がけることをおすすめします。

基本的にはサイコパスの話すことは全て信じ切らずに、さらっと聞き流すことが一番無難でしょう。危害を加えられたときなどに感情的になってしまうことで、サイコパスにとってはコントロールしやすい相手だと思われてしまいます。

おかしいと思うことの要点のみを淡々と告げ、過剰に反応しないことが大切です。そうすることで、簡単にコントロールのできない相手だと思われるでしょう。

しかしサイコパスの神経を逆撫でしてしまっては加害欲を高めてしまう可能性もあるため、できるかぎり波風を立てないような伝え方を意識しておくと安心です。

距離を置く

サイコパスに対して一番良いのは、距離を置くこと。

会話は最低限にして、できるだけ交流を避けることをおすすめします。サイコパスは自分の目的を果たすためなら手段を選ばない上、加害性も高いのが特徴です。サイコパスの標的とならないように、そもそもの関わりを減らすことが一番の方法でしょう。

サイコパス女特徴まとめ

サイコパスな女性の特徴と恋愛観｜周りにいたときの対処法の記事はいかがでしたか？

サイコパスは、人への共感性が著しく低いもの。自己中心的な一面もあるため、自分の目的のためなら周りを顧みず周りを傷つけたり利用することに抵抗も罪悪感も全くありません。

そのため周りにサイコパスな人がいると、厄介なことに巻き込まれたり被害に合ってしまうことも少なくありません。

しかし、「自分にサイコパスの素質があるかも？」と思っていた人も、身近なあの人も、実際にサイコパスかどうかを明確にさせるのは難しいもの。適度な距離を保つことで、上手く付き合っていくことが大切です。

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